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保科正之の生涯 名君の碑 (文春文庫 な 29-5) 文庫 – 2001/10/10
将軍家光の異母弟として悲運の生をうけながら、忠勤と民への慈愛に身をつくした、この稀有なる会津藩主の歩んだ清洌な生涯を辿る。
二代将軍秀忠のご落胤として生まれた幸松だが、徳川家の子とは認められず、信州高遠の保科家に養子に出される。その存在はやがて異母兄である三代将軍家光の知るところとなり、引き立てられ、幕閣に於いて重きをなすに至る。功績が認められ会津へ転封となるや日本一とも言われる精強な藩を作り上げる。家光の死後は、甥の四代将軍家綱を後見し、民政に力を尽くし、幕府の確立に貢献した名君、保科正之。その、名利を求めず、傲ることなく、「足るを知る」こそ君主の道とした清々しい生涯を、時に熱く、時に冷静に描く、著者渾身の歴史小説。