前回のコラムでは、成功するオンラインショップの第一として、「誰に売るのか」を明確にすること、つまり正確なペルソナを定義することの重要性についてお伝えしました。
ペルソナとは、自分が提供する商品を購入してくれる理想のお客様像を、具体的な一人の人物として描いたものです。
単なる年齢や性別といった属性だけでなく、価値観・悩み・ライフスタイル・行動パターンまで含めて想像します。
例えば、
- 30代後半の主婦
- ○○市在住
- 家事の合間にスマートフォンで商品を探す
- 品質を重視し、購入前には必ずレビューをチェックする
といったように、実在しそうな人物像として描くことがポイントです。
なぜペルソナが必要なのか?
ペルソナを設定することで、次のようなメリットが得られます。
- 集客メッセージが明確になる
- 商品説明や写真の方向性が定まる
- 広告やSNSのターゲティング精度が高まる
- 顧客の悩みやニーズに応える戦略が立てやすくなる
単に「できるだけ多くの人に売りたい」という曖昧な考え方では、メッセージがぼやけてしまい、結果として集客も販売も伸び悩むことが少なくありません。
成功するペルソナの書き方(基本ステップ)
① 具体的な人物像を描く
まずは、理想の顧客を一人の人物として設定します。
記載しておきたい項目の例
- 名前(仮名でOK)
- 年齢・性別
- 居住地(都市部・郊外など)
- 職業・家族構成
- 収入・ライフスタイル
- 趣味・興味関心
- オンラインでの行動パターン
- 来店・購入の動機、悩み、不満
- よく使うSNSや検索行動
ここまで具体的に設定することで、ペルソナは単なる想像ではなく、リアルな顧客像として立ち上がってきます。

② 顧客の「目的」と「課題」を書く
次に、そのペルソナがあなたのショップを訪れる理由や、抱えている課題を整理します。
例
- 「忙しい毎日の中で、できるだけ時短で良い商品を見つけたい」
- 「品質は重視したいが、価格とのバランスも気になる」
こうした目的と課題を言語化することで、どんな言葉や訴求が響くのかが見えてきます。
③ データや事実をベースにする
ペルソナは、なるべく実際のデータに基づいて作ることが重要です。
参考になるデータ例:
- Googleアナリティクスの訪問者属性
- 購買履歴や売れ筋商品
- 購入者アンケートやレビュー内容
- SNSでの反応やコメント
これらを分析することで、より現実に即したペルソナを描くことができます。
④ 複数のペルソナを想定する
ショップの商品やカテゴリーによっては、顧客タイプが一つとは限りません。
例えば、
- 初めて利用するライトユーザー
- 繰り返し購入してくれるリピーター
- プレゼント目的で購入するギフト需要
といったように、複数のペルソナを想定することで、より幅広く、かつ的確な集客戦略が立てられます。
ペルソナ活用のポイント
ペルソナは作って終わりではありません。
次の点を意識すると、より成果につながります。
● ペルソナを基準に施策を評価する
SNS投稿や検索広告の効果を検証する際も、
「この施策はペルソナに響いているか?」
という視点で見直すことで、改善点が明確になります。
● 定期的に見直す
アクセス状況や購入者の声が変われば、ペルソナも変化します。
定期的に見直し、現状に合わせてアップデートしていくことが大切です。
まとめ:ペルソナは成功するオンラインショップの羅針盤
成功するオンラインショップでは、まず
「誰に向けて売るのか」を明確にすることが欠かせません。
そのための強力な道具がペルソナです。
ペルソナが明確になれば、
- 集客メッセージがブレない
- 商品ページや説明文が顧客目線になる
- 販促施策の優先順位がはっきりする
といった成果につながります。
まずは、実際のお客様を一人思い浮かべ、その人をモデルにペルソナを書き出してみることから始めてみてください。
それが、成功するオンラインショップへの確かな第一歩になります。
オンラインショップの集客は、一気に成果を出す必要はありません。
- ペルソナを設定する
- 写真・説明文を充実させる
- 集客の入口を絞って取り組む
正しい基本を押さえ、続けることで確実に力になります。
まずは「知ってもらうこと」から。
焦らず、できることを一つずつ始めてみてください。
よろずマーケットからのご案内(おすすめ)
よろずマーケットをご利用いただいている方は、個人事業主や小規模事業者の方々です。
そのため、
- マーケティングの専門知識が十分にない
- 日々の業務が忙しく、じっくりペルソナを作る時間が取れない
- 理論は分かっても、実際に形にするのが難しい
といった声を、これまでお聞きしてきました。
正直なところ、高度で精緻なペルソナを一人で作り上げるのは簡単ではありません。
だからこそ、よろずマーケットでは、「商品を売る場」を提供するだけでなく、ペルソナづくりを含めた集客・販売の考え方そのものを支援していきたいと考えています。
「どんなお客様を想定すればよいのか分からない」
「この商品は、誰に一番響くのか迷っている」
そうした段階からでも構いません。よろずマーケットは、小さな事業者の皆さまと一緒に考え、試し、育てていく場でありたいと思っています。
ペルソナづくりに悩まれている方も、どうぞ気負わずにご相談ください。
オンラインショップに興味はあるけれど、不安や迷いがある方もご安心ください。
まずは小さく始めて、無理のない形で試すことができます。
分からないことは、いつでもお気軽にご相談ください。


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